FX初心者が必ずと言っていいほど通る道は、自分が投資したお金を一回溶かすということ。
つまりお金をFXで無くしてしまうということです。
エントリーをなぜしたのかが不明確だったとか、エントリーをしたところが上昇するだろうという思い込み(下降するだろうという思い込み)からくるものが大半です。次いで多いのが、操作がわからなくて損益が膨らんでしまったから等など。
結果的にお金を失う結果につながる行動を取っていたからです。
FXは必ず損失が発生してしまう投資です
さて、資金管理を覚える前にFXの本質は何かをご説明いたします。
FXは外国証拠金取引という取引方法の一つで、平たく言えば違う国同士の通貨を両替する商売のことを指します。言い換えると、他国の通貨と自国の通貨を交換して、交換する時のレートの差で儲けを出すということです。
イメージとしては通貨同士の転売=FXと覚えておくと頭の整理がしやすくなります。
通貨の転売をするのですから、自国通貨と他国通貨の両替レートを把握するおくことが大切です。
レートが日々変動するため、時間帯によって(日時や時期によって)高いレートと低いレートを知ることができます。
安いレートで通貨を仕入れて、高いレートで売却をすれば、その売却益が自分の手元に利益として残るという仕組みがFXです。
そして、いまやFXはインターネットを通じて世界各国の通貨を売買出来るようになりました。
スマホを片手にFXを実践することができます。財テクやマネーリテラシーといった方面でもFXをおすすめされている方は大勢居られます。
なぜなら、簡単に始められるからです。
私もその一人で、資産を増やしたいということを考えて居られる方には、FXをすることをオススメしています。
自分は、FXを一番最初に始めた時は、5万円ほど投資の原資にしたことがあるのですが、MT4というプラットフォームをあまり知らなくて1週間ほどで溶かしたことがあります。
FXで通貨を購入したり売却したりする行為を玉(ぎょく)を積むとかエントリーするという表現を使うのですが購入する量を原資に対して過剰な量であったため即座に損失となってしまいました。
つまり安いレートかなと判断してエントリーしたレートから下がっていって、結果的に損益に繋がりました。
損益がだんだん大きくなると、次第に怖くなってマイナスがかさむ事に恐怖心があり、即座にエントリーしたポジションを解消しました(購入・売却という表現を使うならば、購入した通貨ペアを損益がでてしまい売却したということです)
そういった苦い経験があるからこそ、FXを始める時は購入する量(購入量や売却量をロット数という専門用語で表現します)は自分の原資に対してどれくらいが適切なのかということを計算してから、正しい数値を設定してからMT4上でエントリーをすべきだったんだということを学びました。
さて本題である、資金管理が大切である理由について踏み込んだお話をしていこうと思います。
じつはFXのトレードにおける資金管理について語ろうと思うと200ページを超える著書が1冊書けてしまうほどのボリュームになってしまいます。
200ページも書籍を読まなくてはいけないのかと思ったあなた。出鼻をくじくような事を言ってしまい落ち込んだかもしれません。
しかし、それだけ資金管理は基礎の基礎。FXを始めるための必須知識なのです。
なので、しっかりと身に付ける必要があります。
1つ目の理由が、資金管理とはトレードそのものを指していると言っても過言ではないということ。
その背景には、FXにおける証拠金・レバレッジ・取引量などなどの用語をきちんと理解し、外貨を買う際に指値注文をするのか、成行注文をするのかというアクションに紐づいたテクニックに落とし込めているかということが背景にあります。
ですので、2つ目の理由が、FXの専門用語と注文する際にあなたが行おうとしている行為を正確に理解しているかどうかということです。
FXの証券口座を簡単に作れてしまうため、エントリーも簡単にできてしまします。
したがって、何も理解しないままFXでお金を増やす可能性もあれば、失う可能性もあります。
だからこそ、資金管理を身につけるべきなのです。
以上が資金管理が大事な理由でした。
さて、資金管理についての具体的なテクニックは後段に譲るとして、初心者の心得えておいてほしい項目を伝えていきます。
まずはFX初心者のチュートリアルを最後まで終えてもらい、そこから知識領域と実践領域に進んで行きましょう。まだまだ覚えることはたくさんあります。
具体的な計算はどうやってやったらいいかについてですが、もう少し知識というか、なぜ計算をして算出するかの背景をご理解頂いてからが順当ではないかなと私は考えています。ですので、具体的な取引量の計算に関してはFXの口座を準備し、お金を入れて、MT4をPCにインストールした時に再度取り上げたいと思います。
さて、資金管理が大事という背景には通貨を売買するためには、証券会社に仲介してもらうという大前提がありFXはエントリーした瞬間から証券会社側に手数料を持っていかれているという事実があります。手数料商売を通じて利益を得ているのが証券会社なのです。
エントリーした瞬間は証券会社から手数料を取られている状態なので、必然的にマイナス計上からスタートするのです。
FXの資金管理はこうした背景があるため
1:自分のエントリーするロット数が損益をだしても、原資に余裕がある状態か
2:ロット数は原資を元に逆算して求めてあるか
3:FXの相場感に振り回されずに損切りする基準を決めてあるか
上記項目は資金管理=トレードであるという事を背景にした、実践に近い自己確認ができる質問です。
こうしたルールを自分に課して、1回の負けが致命傷にならないように
身を守る=原資を失わないようにロット数を計算せねばいけません
私はこれを効率の良い負け方をするための公式と呼んでいます
安く買って、高く売る→利益が出る
高く買って、安く売る→損益になる
この本質がわかっていれば、FXでの損失というものを最小限に抑えられます。
通貨を売買するので、いわゆる転売の考え方と一緒です。
くわえて基礎の資金管理の考え方は絶対必須です。
第二の心得として、トレードは通貨の転売で利益を出すもの、とおぼえてください。