◆ はじめに
コロナで大きく変化した世界は経済がストップしてしまわないために各国の政府は紙幣をたくさん印刷しました。日本も中央銀行である日銀が紙幣をたくさん印刷し、世の中にばらまきました。2022年現在、日本にはたくさんの行き場のないお金が沢山存在していることでしょう。
政府がその発行枚数を経済を支えるために印刷したということで、国民生活はなんとか均衡をたもっていますがその均衡も世界の貨幣のバランスという大きなマクロの観点からは金余り現象を引き起こしています。
今後日本の行く末を考えるといまはまだコロナショックの前触れを予兆させるという状態ですが2022年の末にかけて、円安の世界に突入します。こうした世の中の現状を観察しているなかで給料が上がらないが物価が高くなるインフレーション=インフレが起こっています。
日本も食料品の値段が上がりコロナでの経済対策を行ったものの国民生活が苦しくなる状況となっています。
私の意見はこれから個人防衛をする時代であり資産を増やすことを真剣に考えないと10年後、20年後にはもっと困窮するというそういった未来が待っていると考えています。
ですので、まだ今は傷が浅いうちといいますか、現状、コロナショックの荒波に飲まれていないそういった状態ですので、FXなり投資を行う事これを個人の資産防衛の1つとして取り組んで行くべきだと考えています。
このサイトではFX初心者、MetaTrader4の自動売買に興味がある人、資産形成をしたい人向けにチュートリアルと言いますか、大半が私の経験を交えて、これまで学んできた事を記事にまとめています。
個別記事を読むことで、頭の整理、知識の吸収、FXで利益を出すためには何をしたらいいのか、ということが分かるように心がけました。
ネットの検索で記事が豊富にある中、私自身情報を集めるのですが、インプットするばかりでは身につかないと思い、半分は自分の備忘録として書き残している裏の目的もあります。
加筆・修正する事もありますので、予告なく記事の内容を校正しますのであしからずご了承下さい。
◆ 資産形成の定義
私の中で資産を形成するものの定義をまとめました。
1:外国為替
証券会社にオンライン手続きで取引口座を持つことで、手軽に始められる投資の1つ。バラエティ番組でもFXトレーダーなる人達が取り上げられてFXを通じて得た利益とか築いた資産などの紹介があるほど、広く認知されているものです。
FXは怖いからやらない。そういった印象を持つ人も多く居られますが、正しい理解をすることで、FXは怖くないし、むしろ今後の将来のための資産形成の1つに数えられるものと理解してもらえるものです。
2:株式投資
FXと同じく、広く認知が進んでいる投資の1つです。「僕は(私は)株を運用している」といったサラリーマンや主婦の方はデイトレで利益を上げたり、長期保有で株の利益=配当をもらっていたりします。株を購入する口数というのが1口あたり30万円とか高額な株もあれば、もっと安い株も存在しています。FXに比べ、原資が必要になる事もあるため、貯金をしてからエントリーするべきと考えて居る方も多いです。
3:暗号資産
FXや株式という金融商品以外の最近話題となるビットコインなる電子貨幣のことです。ビットコイン長者という言葉が生まれたほど、ビットコインを持っていたら資産がどんどん増えていくというバブルを味わえる投機色が強い投資先です。FXや株式市場に比べて資産を失うリスクが高い市場です。しかし、テクニカル分析など一定の基準やルールで売買をすれば、比較的資産を増やしやすい市場です。
4:保険/金融商品
保険は、金融庁に登録されている金融商品だとご存知でしたでしょうか?免許がないと保険の契約をすることはできません。そして、保険は金融商品という利点を活かして、税金の控除をしてくれる1つの節税アイテムでもあります。私は自営をしていて、自分の退職金を作るために法人で保険商品を選択し契約をしています。法人という視点からは保険は経費の1つに数えられるものなので、保険をうまく活用できていると思います。
そして、サラリーマンや個人事業主の方でも、保険を見直すことで投資に対する攻勢のFX/株式投資/暗号資産投資、守勢の保険という関係性を見つけ出すことができます。
資産を増やすという視点において、お金を増やすという目的でFXや株式投資、暗号資産投資を選択するかとおもいますが、真に資産を増やすということは、増えたお金を減らさないという事も必須です。
つまり、税金で支払う金額を保険という金融商品を用いて節税をするという視点です。
家族がいるサラリーマン家庭の大黒柱のお父さんで、資産が増えるからという理由でFXや株を始め、損失が出てしまったとします。そうすると、損失を埋めるために証券会社から追証(読み:おいしょう)といって追加保証金を請求されて損失を補填しなくてはイケナイという状況が生まれます。お父さんの財布のお小遣いで賄えるのであればそれで良しですが、家族の家計を圧迫するほどの追証だったら、家族の生活を脅かしてしまいます。
こういった状況がFX/株式で遭遇してしまう可能性があります。
また逆に、お小遣いで投資を始めたらみるみる利益が出て数百万円の利益が生まれたという状況にも遭遇します。
あなたは確率的にどちら側に遭遇するとおもいますか?当然前者の方が多いと思いますし、棚からぼたもち的に資産が増えているのでしたら、そこら中にFX長者、株長者が存在していてもおかしくはないでしょう。
とどのつまり、利益を出す人よりも損失を抱える人の割合のほうが多いのが投資の世界です。
そういったものを全部ひっくるめてリスクなのです。
仮に利益が出たとしたら、今度は利益に対して税金がかかってきます。確定申告をしないと税務署から強制的に徴税されますので、利益確定後には確定申告をするのが義務です。
そして、その利益に対して税金を支払わないとイケナイのですが、サラリーマン家庭や個人事業主の場合には青色確定申告というものが利用できますので、経費を計上することも可能となります。
個人事業主の場合は経費計上ができますが、サラリーマンで開業届を出していない方は、経費を認められないかと思うので、ふるさと納税などの控除が受けられるもので見かけ上の経費を申告せねばなりません。
そ・こ・で、金融商品である保険が登場してきます。
生命保険などを支払っていることで、年額○○万円という控除が受けれるため、家族全員分の保険料の控除などを確定申告をして、利益を圧縮することが可能になるのです。
生命保険以外にも、貯蓄型の金融商品が付与された保険が存在します。建付けとして死亡保障が付与された積立型の投資を主目的とした保険パッケージです。これに加入しても控除を受けることが可能です。
しかし、ここで問題が発生します。金融庁に許認可をもらっている人しか保険は契約できないという事をお伝えしました。先程紹介した積立型の投資を目的とした保険パッケージは、保険の外交員のなかでも専門の資格を保有していないと、顧客に提案すらできないパッケージとなっています。
この事実をご存知でしたでしょうか?
知らない方が大半だと思います。
出た利益は保険の控除を最大限に使い圧縮するというこの合せ技は、攻勢のFX・株式投資と守勢の保険活用という組み合わせで仕上がるのです。
また、FXで利益が出ずとも、毎月の保険で積立型の投資(これは保険会社によって様々ですが、世界の株式のインデックス投資などを実施していたり、国債や外貨を購入するといったものがあります)で年間の利回りを享受することが可能になります。
そして、更に保険の活用は続きます。
保険はいざという時のため(特に怪我したり、入院・手術を受けたりするとき)に活用するものだと言うのが一般的な理解ですが、保険はお金が必要なときに請求を掛けたらお金を口座に振り込んでくれるという使い方もできるのです(契約している保険の種類によります)。
ということは、貯蓄性の保険(もはや保険と言わずに投資パッケージといったほうが良い)は好きなタイミングで利益を引き出すことができると言っているようなものです。事実そういったことが可能です。
これもほとんど知られていない保険の商品内容です。
私は、会社員の頃、高校の同級生がJAに入って保険を勧めて来たためそれに加入しました。しかし、加入するときに上記の説明など一切受けた記憶がありません。なぜなら、就職したての彼はFPの資格しかないからです。しかも共済は保険の募集員資格も不要だとあとから知りました。
結果7年くらい保険を支払っていたのですが、よもや保険には投資パッケージが存在していて、しかも控除の上限ギリギリまで活用すると雑所得を大分圧縮できるということなど知るよしもありませんでした。
そうした経験から、自分は同級生の点数稼ぎの養分だったんだなと正直思いました。これは彼が悪いのではなく、自分が無知だったからです。
そして、無知ゆえに資産を作れずに居たというなんとも悲しい現実です。
ですが、いまや守勢の保険の事を知った私は、私が死んでしまったり働けなくなった場合の事を考えた保険に加入し、会社をたとえ閉じたときにも保険の返戻金を受けれるように法人契約の保険にも加入しました。
その上で、攻勢のFXに手をつけている状態です。
いかがでしょうか、FXを始めるということに対する私の準備は、一過性の思いつきでFX長者になりたいというフワフワした実現性の乏しい内容に聞こえたでしょうか。
いいえ、聞こえなかったでしょう。
資産を築きたいと思ったときには攻めと守りのバランスが取れているのかという事を今一度考えてみるべきではないでしょうか。
そしてFXを始めたいと思われた方は、増えた資産を減らさないための守勢の方はきちんと準備できているかと自問してみてください。