FXを通じて成功したい。そういう思いを持ち為替市場にエントリーされる方は多いかと思います。この場合、FXで成功するという事を具体的に定義するとどういう定義になるのでしょうか?
今回は、FXで成功することを明確化して具体的にどういう行動が成功に通じているのかという事を考えていきたいと思います。
◆今回の指針◆
1:FXで成功する事を具体的な言葉にする
2:明確化した基準に沿った行動プランとはなにかを定める
3:自分は成功に向かって正しく行動できているかを判断する習慣を身につける
◆1:FXで成功する事を具体的な言葉にする
さて、FXで成功をすることというのは、お金を得ることだと思います。しかし、具体的にいくらお金を手に入れるのかという数値的な落とし込みはこの場合できているのでしょうか?
FX初心者の95%はほとんでできていないでしょう。
そこで、FXで成功をしたい=FXを通じて不労所得で生活をしたい、そういった幻想を実現するためには具体的な金額というものを算出していく必要があります。
そして、算出した額面が、自分の生活に必要な収入の何%を占めるのかということも計算していきましょう。
具体的にFXを通じていくら欲しいのかという命題は人によって異なります。例えば月に30万円の給料をもらっている場合(ボーナスを加えて平均した額面とします)、年間360万円の収入です。
ここから10%の36万円を貯金に回した場合、1年間で36万円の余裕が出来るかとおもいます。
この余裕ができた36万円を原資にした場合ですと本業と同じように30万円をFXで稼がないといけないとすると月利83%を出す必要があります。
裁量トレードでこの成績をだすのは余程優秀なトレーダー(世界で10万人に1人とかのレベル、もっと少ないかもしれない)か超優秀な自動売買システムくらいです。
そこで、ベンチマークとして出したいのが、GAIAトレードの成績です。
こちらの2022年9月の1ヶ月の成績が500USDに対して15.83%でした。
9月初旬→9月末日で500ドルが約579.15ドルになっていました。
こちらを36万円の原資で再計算してみます。
36万円を1ドル148.730円として換算しますと2,420.49ドル。
仮に2,420.49(月初)だった場合、月末には2,803.65ドルになっている計算です。
月で増える額面が383.16ドル(日本円換算を148.730円/ドルとすると、約56,987円増となる計算です。
この計算でいくと、毎月本業の30万円を稼ぐためには5.26倍の原資が必要という計算になります。
つまり、月で増える額面が2017.09ドルになるには、原資が12731.77USD(1,893,597円)必要という計算になります。
具体的に約200万円の貯金を投資に回して、月に15%の運用で稼働できた場合、毎月の給料分をFXで稼げるという計算になります。
こういった計算を抜きにしてFXで成功することは無いと思ったほうがいいです。
さて、指針に掲げた「1:FXで成功する事を具体的な言葉にする」をもう少し肉付けしていきましょう。
FXで成功する事の定義に、毎月本業の給料相当額を稼ぐことができる、という事を掲げると、月利15%の成績が出るという仮定では200万円ほど原資が必要である。
成功したと判断出来る基準は、本業の給料相当額を毎月稼ぐことができる、というのが基準である。
基準を出すことができました。これはあくまで例の一つなので、ご自身で基準を出していただければと思います。
次は、指針の2について考えていきたいと思います。
◆2:明確化した基準に沿った行動プランとはなにかを定める
指針1ではFXで成功するということを毎月本業と同じ額面をFXを通じて稼ぐこととしました。
その成功の基準を行動プランに落とし込んで行くとどういう行動をすべきなのかに思いを馳せましょう。
毎月の30万の利益を得るという結果につなげるためには、日々のトレードで損失が発生することも考慮する必要があります。
FXはエントリーをした瞬間からマイナススタートだからです。(マイナススタートである理由は別記事で解説をしています)
相場が動くことで、マイナススタートをプラスに転じ、利益を取ることをもあれば、マイナススタートで損益を被ることもあります。
それはつまり、プラスの利益を得られるメリットとマイナスの損益を被るデメリットが同時に発生していることを意味します。
そのデメリットを克服することが、指針1をさらに補強することになります。
では具体的に考えていくとどういうことかというと、毎月30万円を得るための原資を増資すること、がこの場合有効です。つまり、月に15%増える可能性は100%ではありません、したがって15%以下になる場合もあります。
そうすると、原資を増やすことで、月利の下振れと上振れを吸収することになるわけです。
ですので、行動指針2の本質は、毎月のエントリー原資を増資することが具体的な行動プランになります。
あとは増資のタイミングをどのような頻度にするかという事も決めていかなくてはなりません。
簡単にタイミングを決めてしまえば、毎月の給料のタイミングで増資をすることが最適かなと思います。
◆3:自分は成功に向かって正しく行動できているかを判断する習慣を身につける
最後に、成功に向かって正しく行動できているかを判断するという最も根気の必要な習慣についてお話していこうと思います。
成功をする基準も決めた、成功を後押しする日々の行動計画も決めたとなると、あとは目的地に向かって進むだけです。しかし、2の行動計画を具体的に実施できているかどうかという定期的なチェックは自分自身で行わなくてはいけません。
このチェックという行動を行い、軌道修正を常にすることが成功を手にするためには必須でしょう。
毎月200万円の資金を運用して30万円を手に入れようとしているのです、無関心になっては居られないというのが本音な部分でしょう。
ですので、この軌道修正が毎月30万を確保できるかどうかを左右するアクションです。
このチェックという軌道修正をする習慣を身に着けていただければと思います。